パートナーシップ | Marbera

  • パートナーシップ
  • メンタルケア

悩みがちな妊活中の旦那の誘い方。負担にならない方法は?

2021/03/10

Marbera運営事務局

Marbera運営事務局

妊活中の旦那の誘い方、みんなはどうしてる?

不妊治療にチャレンジする夫婦は、まずは排卵日にあわせて夫婦生活を持つタイミング法から始めるのが一般的です。治療とまではいかなくとも、妊活中の女性は自分で色々と情報収集する人が多く、妊娠のためには排卵日前の妊娠しやすい時期の夫婦生活が重要だということはなんとなく知っている人が多いのではないでしょうか。

製薬会社のアンケートによると、妊活中におけるパートナーへの誘い方では、直接伝えているという人が7割にものぼりました。デリケートな問題なので直接は伝えにくい…と考える人もいるかもしれませんが、実は男性に対するアンケートでどのようにタイミングを伝えてほしいか、という質問に対しても、やはり7割程度の男性が直接伝えてほしいと回答しています

直接伝えることに対する男性側の意見

直接伝えてほしいと回答した男性の意見をさらに詳しく見てみると、「できるだけ妊娠のチャンスは逃したくない」と答えている人も多く、子供がほしいということが夫婦の共通した希望であれば、男性側も比較的積極的に考えていることがわかります。

伝え方を工夫してほしいという人も多い

排卵日やタイミングに良い日を直接伝えてほしいという男性が多いのは確かですが、伝え方には少し工夫が必要になります。わかりやすくカレンダーなどにマークをつけてほしいという人もいれば、できるだけカジュアルに言ってほしいという人もいて、パートナーの性格によって「上手な伝え方」は変わってくるからです。

時間の経過とともに変わってくることもある

また、妊活の時間経過とともに男性側の感じ方が変わってくることがあるということも理解しておきましょう。これは男性だけのことではありません。たとえば女性側も、妊活を始めたばかりの頃は「何度かタイミングを合わせていれば自然にできるに違いない」と考えている人が多いです。そのため、一度や二度希望通りにタイミングを取れないことがあっても、さほど焦りを感じることはありません。しかし、なかなか授からない期間が続いてしまうと焦りが出てきてしまい、「妊娠の貴重なチャンスを絶対に無駄にしたくない」と思うようになることもあります。こうなってくると、相手が疲れて先に寝てしまうことなどに対して、不安やイラつきを覚えるようになるということはよくあることです。

男性側も同様に、期間が経過するほどプレッシャーが強くなっていったり、夫婦生活が義務的になっていったりすることが息苦しく感じてしまうことがあるため、伝え方も相手の精神状態に合わせて変えていけるのがベストです。

妊活中におすすめな旦那の誘い方

夫婦生活のタイミングについて、パートナーに伝えるための具体的な方法をいくつかお伝えします。

夫婦で話し合って決める

一番オススメの方法は、妊活スタート時点でまずは夫婦で話し合ってみることです。直接伝えにくいと考えている女性でも、相手に負担をかけてしまうと考えている人や、伝えるのが恥ずかしいと考えている人など、その理由は様々です。しかし実際にパートナーと話をしてみると、男性側も「子供がほしい気持ちは同じだから恥ずかしがらないでほしい」と思っていたり、「いつ頑張ればよいかわかったほうが負担にならない」と考えていることもあります。

もちろん、都度女性側から伝えなければならないということを女性が負担に感じてしまうこともあります。できれば自分から聞いてほしいという希望を伝えることもできるため、二人でルールを決めるのを妊活の第一歩と考えてみてください。

排卵日ではなく「チャンス日」または「したい」と伝える

妊活や不妊治療中の夫婦生活が義務的になってしまうのが負担というのは、確かに少ない意見ではありません。これは男性に限ったことではなく、自分の体のサイクルと常に向き合っている女性だからこそ、「夫婦生活=妊娠のため」と直結してしまうことがつらくなることは出てくるでしょう。

夫婦生活をできるだけ義務的なものにしないためには、排卵日や「今日お願い」と伝えるのではなく、「今日はチャンスだよ!」「今日したいな」など、妊娠のための前向きなものとして伝えてみましょう。ほんの少しのニュアンスの違いではありますが、夫婦にとっての前向きな努力と考えたほうがお互い積極的になれることは多いようです。

アプリを活用する

直接伝えるのがどうしても恥ずかしかったり、相手が忘れっぽかったりする場合にはアプリを活用するのもひとつの手段です。たとえば不妊をトータルでケアしてくれるコミュニティアプリのベビmacthには、パートナー機能というものがあり、パートナーとアプリをつなぐことが可能です。

それによって不妊治療の通院予定や排卵日などを共有したり、治療経過やその日の気持ちなどを共有することができます。メールや直接の会話ではどうしても冷静に話すことができないという女性も多く、「妊活に関する話ではいつも喧嘩になってしまうから…」と、向き合うこと自体を避けるようになってしまう夫婦もいます。

自分から覗いて見るというのは男性側の心理的ハードルも低く、女性側も相手が妊活に積極的になってくれていると実感することができます。

妊活中のタイミングの伝え方で注意すべきポイント

妊活は夫婦ふたりで進めていくものではありますが、女性に比べて男性は生理や妊娠に詳しくないため、やはりどこか女性より楽観的で「そのうちできる」と思っている人が多いのも事実です。そして、妊活中にその温度差によって女性にストレスがかかったり、夫婦間でのいさかいが増えてしまったりということもあります。

それをふまえて、妊活中のタイミングの伝え方で注意すべきポイントを挙げておきます。

女性の気持ちもしっかり伝えておく

夫婦といえど他人同士であり、考えればわかると思うようなことでも相手のことはわからない部分が多いものです。妊活中の夫婦生活が義務的になってしまうのは女性にとってもつらいことだということや、年齢の経過とともに女性は妊娠しにくくなっていくのでつい焦ってしまうということは、あらかじめ伝えておきましょう。

それによって「妊娠の話になると、いつもイライラしてる」と思いがちな男性も、その理由がわかるので負担が少なくなることがあります

直接伝えないほうが良いケースもある

大半の男性がタイミングを直接伝えてほしいと考えていても、やはり残りの3割は直接言われることに躊躇しています。相手がプレッシャーに弱いタイプだったり、妊活自体あまり協力的でない場合には、直接伝えることが逆効果になってしまうこともあります。

たとえば相手が「直接言われるとモチベーションが下がってしまう」と言うと、ついイライラしてしまうものですが、そこで怒っても解決には至りません。

やはり直接伝えるよりも普段よりスキンシップを多めにしてみるなど、態度で現してあげるほうが良い場合があるということは認識しておきましょう。

排卵日以外のスキンシップも大切にする

妊活や不妊治療における夫婦生活が義務的なものになってしまう理由のひとつに、排卵日前以外のスキンシップが少なくなってしまうことで、夫婦生活が妊娠の目的だけのものになってしまうことがあげられます。特に不妊治療中の場合などは通院や治療で女性の体に負担がかかっていることも多く、排卵日前のタイミング以外なかなか女性が積極的になれなくなってしまうことがあります。

しかし、排卵日はストレスや体調で前後しやすいものでもあり、妊娠のためには排卵日以外にもできる限り夫婦生活を持つべき、という医師もいます。普段から夫婦生活やスキンシップを大切にすることが、ベストタイミングでの夫婦生活への鍵となるケースもあります。

妊活は夫婦でのコミュニケーションが大切

妊娠を望んでいるのであれば、パートナーの協力は必要不可欠です。そもそも排卵日と妊娠の関係や、それに対する女性側の気持ちなどをしっかりと話し合えるようなコミュニケーションを築くことを目指してみましょう。

相手の気持ちも考えつつ、しっかり自分の気持ちを伝えられる機会を普段から作っておくと、負担になりがちな妊活も夫婦で乗り越えていくことができます。

また、妊活の期間や経過でお互いの気持ちも変化していくものです。妊活中のパートナーの誘い方も、ここでお伝えしたことを参考に時期によって変えてみるなど、メリハリをつけてみるとうまくいくのではないでしょうか。