- メンタルケア
忙しい旦那様も「妊活したく」なってしまう!お願いのコツ【vol.1】

中村 あや

みなさん、こんにちは。
不妊カウンセラーの中村あやです。
不妊やご夫婦生活のご相談の中でも、深刻な夫婦仲に影響してしまうものが「男性と女性の温度差問題」です。
「夫が忙しくて話を聞いてくれません・・・」
「LINEは既読スルー。お酒を飲んで帰ってきて忘れられていた、つらい」
奥様側が不満気味といったことが多くあります。
一方で、旦那様たちは「一方的に叱られたりアドバイスされてもわからない。余計に帰りたくなくなる」と愚痴を言われています。
では、お互いに何かをうまく伝えたい時、〝お願い〟をしたいとき、
相手をうまく動かすにはどんなコツがいるのでしょうか?
本日は、相手を気持ちよく動かす、効果的な伝え方についてお伝えしていきますね。
パートナーは信じて頼れる相手。まずは、ありがとうを大事にして
これまで多くの男女、子供が欲しいと願うカップルにたくさんお会いしてきました。
「排卵日にタイミングをとる」というファーストステップ、妊娠しない場合は「病院に行く」というセカンドステップ、その次は「治療のステップアップ」など、段階ごとに「相手に伝える」「理解してもらう」ことが難しいですと言われる方が多いと痛感しました。
しかしここで無理に(独りよがりで)治療を進めてしまうと、その時はわかってくれたように見えていても、「実は・・・自分はこんな風に思っていた」と、意見のすれ違いが出てきたり、「ずっと我慢をして言えなかった」などと、お子さんを授かってから〝まさかの本音〟が出てしまったり、夫婦関係がぎくしゃくしたり、最悪のパターン離婚問題にまで発展・・・というケースに至ることがあります。
不妊治療後に離婚するご夫婦は実際多いのです。
でも、普段からコミュニケーションがうまく行っているカップルは、つらい治療も支えあいながら歩んでいきやすいです。
つまり、日頃からの夫婦の会話コミュニケーションこそ、〝幸せな〟妊娠出産に重要です。
そのベースがあって、向き合って真剣に話ができたり、価値観をぶつけあえたりするのです。
もしも、旦那様が「まだ体外受精治療はなんて要らない」と思っていたとします。
しかし、現在あなたの年齢が40歳で「1年以内に妊娠したい」と焦っていた場合、そのことを理解して受け入れてもらいたいですよね。スムーズに一緒に不妊治療に取り組み、そこからまたずっと一緒に支え合って2人で子育てにとりくめることがのが理想なのではないでしょうか。
少しいまの2人の関係を振り返ってみてくださいね。
ありがとうの気持ちを持って「感謝」できているでしょうか?
いつもお互いに本音で会話できているでしょうか?
もし、〝できていない・・〟という人は、
簡単なことですが、そこからはじめていきましょう!
労いの言葉を伝える、お互いのいいところを認めて、褒めあいましょう。
「なぜ一緒にいたいのか」
「なぜ、子供が欲しいのか」
根本にある相手を大好きな気持ちを忘れないように。
そして、かっこつけずに弱みをもさらけだして下さい。
相手を頼ってください。
「信じて、頼る」それが、信頼関係です。

中村 あや
日本不妊カウンセリング学会・学会認定不妊カウンセラー 広告やメディアに携わる会社員時代に女性の健康やキャリアプランニングに強く関心を持つ。退職後、生殖医療を0から学び、生殖医療科・産科・小児科勤務。不妊当事者支援npo・医療ヘルスケア領域のスタートアップにて広報などに従事。男女の性の悩み・妊活・不妊・生活習慣やダイエットなどオンライン相談実績多。どんな選択肢を選んでも”自分らしく輝ける“あなたをサポートいたします。