- セックスレス
セックスレスでも子供がほしい。不妊治療はどうすすめるべき?

Marbera運営事務局

約半数のカップルがセックスレスに悩んでいる
日本性科学会の定義によると、「病気など特別な事情がないのに、1
妊活においても、不妊というよりはそもそも思うようにセックスの機会を作れないことに悩んでいる夫婦は少なくありません。それだけでなく、セックスは愛情を確かめるためのひとつの手段でもあり、自分が望んでいるのに相手から拒絶されることが続けば、自分自身に自信が持てなくなっていき、相手の愛情までもを疑いたくなってしまうという人もいます。
では、セックスレスの原因や妊活を続ける上でのセックスレスへの対処法をお伝えします。
セックスレスの原因
当然ですが、セックスレスの原因というのはデリケートな問題であり、個人個人その理由は異なるものです。ここでは、夫婦関係自体に問題はないもののセックスレスに陥ってしまう代表的な原因をいくつか紹介します。
もともとセックスが好きではない
「愛情があればセックスをするもの」「セックスは愛情を確かめるための重要な行為」と考える人が多いのは事実ですが、実はそもそもセックスが好きではないという人も案外多いようです。セックスにトラウマを持っていたり、自分の体にコンプレックスがあったりとその原因は様々ですが、相手に嫌われたくないという理由でそれを伝えられずにいるということもあります。
疲れていてセックスをしたいと思えない
仕事が忙しいと、帰宅時間は遅いのに朝早くに起きなければならず、「できれば1分でも1秒でも寝ていたい」と思ってしまうことはありませんか?これは、仕事だけが原因とは限りません。たとえば専業主婦でも、結婚したばかりで慣れない家事に四苦八苦していたり、出産後に子供の世話が大変で心も体も疲れ切っているというケースもあります。
セックスそのものが嫌というわけではないけれど、今じゃなければ良いのに…とタイミングがずれてしまっている可能性が高いです。
家族になったことで気持ちに変化があった
結婚してから次第にセックスの回数が少なくなってきた、という場合は、家族になったことの気持ちの変化が影響しているかもしれません。結婚して恋人から家族になったり、長い期間一緒にいることで家族や親友のような関係になってしまい、セックスするムードが生まれなくなってしまうことがあります。また、一人目の子供を出産したあと、女性のことを「母親」と意識してしまい男性側がセックスレスに陥ってしまうこともあります。
このケースでは、夫婦ともに同じような感覚になってしまい、セックスレス自体に不満を持っていない場合もあります。ただし、お互いが子供を望んでいる場合何らかの打開策が必要になります。
妊活に疲れて義務的なセックスが嫌になった
これは、どちらかというと男性に多い意見になります。もちろん排卵日を意識してのセックスが女性にとって負担がないわけではありません。しかし、子供を作るという目的を強く意識している女性にとって、妊娠を視野にいれたセックスは1ヶ月のうちわずか数日の貴重な機会です。自分の年齢的なリミットや排卵のタイミングを、男性よりも強く意識しがちな女性にとって、義務的なのが嫌だと言ってるわけにもいきません。
女性がそう思えば思うほどセックスには義務感が伴っていき、ますます悪循環に陥っていきます。
セックスレスに悩む夫婦の不妊治療
セックスレスで自信をなくしてしまう人がいるとお伝えしましたが、一方でお互いになんとなくその状況でも構わないと思っている夫婦もいます。それ自体は夫婦間で納得できていれば問題はありませんが、子供を望んでいるとなればそのままにしておくわけにはいかなくなってしまいます。
セックスレスという問題を抱えている夫婦において、妊活や不妊治療をどう進めていけば良いのかを考えてみましょう。
責めずに話し合ってみる
セックスレスに悩むカップルでは、実は話し合いもうまく成立しないということがよくあります。そもそもセックスに応じていない側はそれを自覚していることが多く、うしろめたさを感じているのでセックスに関する話自体したくないと感じていることが多いです。一方で、いつもと違う雰囲気を作ってみたり、自分磨きをしてみたりといろいろな対策を尽くしてきた側にすると、純粋に理由を聞くというよりも「なんでセックスしてくれないの!」と相手を責める気持ちが強くなってしまいます。
セックスレスの問題は、拒絶する側もされる側も、どちらも同じように悩んでいる可能性があることを忘れないでください。その上で、決して責めるのではなく、どうして気持ちが向かないのか、どうすればその機会が持てるのか、それともやっぱり難しいのか、など、上手に話合うことができれば理想的です。
シリンジ法を試す
肉体的に疲れてしまっていたり、義務感のあるセックスにストレスを感じていたり、あるいは夫婦ともにセックスに気持ちが向かない中で子供を作ろうと思うのであれば、シリンジ法を試すというのも良いでしょう。
シリンジ法というのは、膣内射精ではなく、男性が自分で射精した精子をスポイトのような「シリンジ」といわれる道具を用いて女性の体内に入れる方法です。実際にシリンジ法で妊娠した例もあり、性交渉をせずに妊娠できる有効な方法のひとつです。
また、妊娠のためには排卵前に複数回に渡ってタイミングを取ったほうが良いということもあり、通常のセックスをシリンジ法を併用している夫婦もいます。
ただし、正しい使い方をしないと衛生的に良くないのでまずは一度医師に相談してみると良いでしょう。
人工授精にチャレンジする
人工授精はAIHと呼ばれる不妊治療のひとつです。不妊治療に対応している産婦人科や、不妊治療専門の病院で受けることができます。
シリンジ法同様に精子を容器などに出し、医師が洗浄や濃縮などを行ってから女性の体内に戻します。排卵のタイミングをしっかり病院で確認してくれることや、それに合わせてベストなタイミングで確実に子宮内に精子を注入できるため、シリンジ法よりも確率は高くなります。
前後の通院を含めて、だいたい30,000円~50,000円ぐらいでできる治療になります。
セックスレスであっても不妊検査はしたほうが良い
セックスレスが夫婦関係そのものに影響してしまうこともありますが、この記事ではセックスレスの夫婦が子供を望む場合の方法などについて具体的にお伝えしました。
どちらか一方がセックスレスに不満を持っていれば、もちろんそれ自体を解消できるようにするのが理想的です。しかしセックスレス自体が解決しなくても、妊娠すること自体は可能です。
ただし、これはあくまでもセックスレス以外に不妊の原因がないことを想定しているケースになります。実際に検査をしてみると、女性側、男性側ともに何らかの不妊の原因が見つかることもあり、そもそも高度不妊治療を必要とすることもあれば、その原因に対する治療をしてからでないと妊娠が難しいということもあります。
男女ともに、年齢が進むことは不妊にとって大きな弊害となります。子供がほしいと望んでいるのであれば、その方法やセックスの有無に関わらず、一度男女ともに不妊検査を受けることをおすすめします。

Marbera運営事務局