- メンタルケア
忙しい旦那様も「妊活したく」なってしまう!お願いのコツ【vol.2】 | Marbera
中村 あや
2019/05/06
相手の心を開く!褒め方のコツ
結婚して家族になってしまうと、夫婦の間でお互い〝ほめ合う〟機会が減っているという人もいらっしゃるかもしれません。
「婚活中は積極的に意識していたけど・・・」
そんな人もいらっしゃるのではないでしょうか?
さすがだね
知らなかった!
すごいね
センスいいね
尊敬しています
褒め言葉の「さしすせそ」と言われるものがありますが、どんな褒め言葉を繰り返しても、
大げさに言うと「どうしたんだろう、何かあるのかな?気持ち悪い・・・」と、疑われてしまうことも。
特にプライドの高い男性にこれをやると、
「バカにしてんのか?」
「お前に言われる筋合いはない!」と逆効果なこともあります。
「じゃあ、どうすればいいの・・・」という、あなたにおすすめなのは、
相手を評価する褒め方でなく、
〝私は〜思うよ〟
といった、相手に対する自分の想い、気持ちを伝えるという伝え方です。
〝こうだ〟と決めつける、といったことをしないという所がポイントです。
効果的なお願いの仕方
褒めて、認めることで相手との信頼関係がつくれているようになったら、そこでやっと
「お願い」「おねだり」「注文」が可能です。
またここで、Iメッセージです。
相手が受け入れてくれやすい注意の仕方、アドバイスの仕方は、
〝私はこんな風に感じるのだけどなあ〟〝私はこう思いますよ〟といった、あくまで自分の見解は・・・
という伝え方です。
そこで、
〝あなたは〜だと思うよ〟
〝あなたは〜なのよね〟と、相手を主語にして伝えてしまうと、
反発してしまいやすいので気をつけて下さいね。
主語は私、です。
サンドイッチコミュニケーションの良い例
さらに、ほめる→アドバイスorお願いする、→ほめる、ねぎらう
といった「サンドイッチコミュニケーション」を使うと、より相手はより動きやすくなりますよ。
例えば、ご夫婦の会話で使うとこんな感じかもしれません。
妻:おかえりなさい、お仕事お疲れ様でした。今日は早く帰ってきてくれて、ありがとうね。
夫:お、おう・・別に。
妻:ちょっと今日は〜に伝えたいことがあるんだよね。
夫:どうしたの???
妻:前に「オリンピックまでに子供がほしいな」って話てたの覚えてる?
そろそろ本格的に私は妊活をしたい、と思ってるんだけど、なかなか話す機会なかったのね。
今日は飲みながら話たいなと思って。
お互いもう35歳だし、一緒に専門のクリニックに検査に行ってみるのはどうかなと、私は思うんだよね。
健康のためにも妊娠のためにも大事なことだと私は思うんだ。〜は、どう思う?
夫:そうかあ。まあ、そうだよなあ・・俺はそのうち・・って思ってたけどね。
オリンピックまでにっていいね。〜子がそう思ってるんなら、期間決めて妊活してみるのも悪くないかもね。
検査ってちょっと怖いけどね。。。
妻:ありがとう!話せてよかった!!オリンピックに家族3人で応援できたらすごく素敵だと思うんだ。
私はその夢を叶えたい!いろいろ大変なこともあるかもしれないけど、よろしくね。クリニックを予約してみようと思うから一緒に来て欲しい!
いかがでしたか?
まずは、相手をちゃんと認めていることを伝え、次に自分の思いをストレートにちゃんと届ける。
この奥様は、相手の気持ちもヒアリングしていますね。より具体的に相手に聞いてみてもいいと思います。そして、「今後どうなっていきたいのか?」未来についても〝あなたを信頼しているから話をしています〟〝一緒に頑張りたい〟と同じ目線で気持ちを伝えられています。こんな風に言われたら、大好きな人のために、自分も行動してみようかなと思えますね。
自分も、相手も、気持ちがよくなるコミュニケーションをぜひご夫婦間で意識してみて下さい。
中村 あや
日本不妊カウンセリング学会・学会認定不妊カウンセラー 広告やメディアに携わる会社員時代に女性の健康やキャリアプランニングに強く関心を持つ。退職後、生殖医療を0から学び、生殖医療科・産科・小児科勤務。不妊当事者支援npo・医療ヘルスケア領域のスタートアップにて広報などに従事。男女の性の悩み・妊活・不妊・生活習慣やダイエットなどオンライン相談実績多。どんな選択肢を選んでも”自分らしく輝ける“あなたをサポートいたします。